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下総居合会は無外流居合、剣術、組太刀、試斬などを稽古している団体です。

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方針

  • 下総居合会は無外流居合兵道を基とし、
    弛(たゆ)まぬ日頃の稽古で技量の向上を目指すと共に、
    「術」の中に「道」を見い出し、常に心を練磨し、
    かつ他者の良きところを認め、
    己の人間形成に役立つことを目的とし、方針とする。

心得

  • 1. 下総居合会は居合兵道の会である。常に対敵動作を意識し斬れる居合であれ。
    2. 稽古で汗を流し技量を上げよ。
    3. 身は小なりとも、気宇壮大であれ。
    4. 心は常に「静」、そして○くあれ。
    5. 心こそ、心迷わす心なれ  心に心、心許すな。

    *「心こそ」で始まると「心なり」ではおかしいということで「なれ」に訂正されました。

理念

  • 1. 下総居合会は、我国の伝統文化を継承し、
      且つ人間形成の上で一翼を担い、
      社会的に地域の安全と平和に寄与することを目的とする。

    2. 人種・国籍・宗教・思想・信条および各種武術の流派を
      問わず、総てに門戸を開き、教授することを目的とする。

道場訓

1. 男女共に義(ただ)しき人であれ。
2. 恩を受けたらいつまでも忘れるな。
  情けをかけたらすぐに忘れろ。
3. 男は心身共に強くあれ。
  女は心身共に美しくあれ。

*「強くなれ」「美しくなれ」でしたが「あれ」に訂正されました。


百足伝(ひゃくそくでん)

 1、稽古には 清水の末の 細々と 絶えず流るる 心こそよき

2、夕立の せきとめかたき やり水は やがて雫も なきものぞかし

3、うつるとも 月も思わず うつすとも 水も思わぬ 猿澤の池

4、幾千度(いくちたび) 闇路をたどる 小車の 乗得てみれば 輪のあらばこそ

5、稽古には 山澤河原 崖や淵 飢えも寒暑も 身は無きものにして

6、吹けば行く 吹かねば行かぬ  浮き雲の 風に任する 身こそやすけれ

7、山河に 落ちて流るる  栃殻も 身を捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ

8、わけ登る 麓の道は  多けれど 同じ雲井の 月をこそ見れ

9、兵法は 立たざる前に 先づ勝ちて  立合てはや 敵はほろぶる

10、 體と太刀と 一致に成りて  まん丸に 心も丸き これぞ一圓

11、 稽古にも 立たざる前の 勝にして 身は浮島の 松の色かな

12、 曇りなき 心の月の  晴やらば なす業々も 清くこそあれ

13、 軍(いくさ)にも まけ勝あるは  常の事 まけて負けざる ことを知るべし

14、 とにかくに 本を勤めよ  末々は ついに治る ものと知るべし

15、 兵法の 奥義は睫の  如くにて あまり近くて 迷いこそすれ

16、 我流を つかはば常に  心還(また) 物言ふ迄も 執行(修行)ともなせ 

17、 我流を  使ひて見れば 何もなく ただ心して  勝つ道を知れ

18、 兵法の 先(せん)は早きと  心得て 勝を急(あせ)って 危うかりけり

19、 兵法は つよきを能きと  思なば 終には負けと 成ると知るべし 

20、 兵法の 強き内には  つよみなし 強からずして 負けぬものなり

21、 立合はば  思慮分別に  離れつつ 有そ無きぞと 思ふべからず

22、 兵法を 使へば心 治まりて 未練のことは 露もなきもの

23、 朝夕に 心にかけて 稽古せよ 日々に新たに 徳を得るかな

24、 長短を 論することを  さて置て 己が心の 利剣にて斬れ

25、 前後左右 心の技 直ぐならば 敵のゆがみは 天然(しぜん)と見ゆ

26、 雲霧は 稽古の中の  転変そ 上は常住 すめる月日ぞ

27、 兵法は 行衛(え)も知らず 果てもなし 命限りの  勤とぞ知れ

28、 我流を 教へしままに  直にせば 所作鍛練の 人には勝べし

29、 麓なる 一本の木を  知り顔に 奥もまだ見ぬ 三芳野の春

30、 目には見え 手には取れぬ 水中の 月とやいはん 流儀なるべし

31、 心こそ 敵と思ひて すり磨け 心の外に 敵はあらじな

32、 習より 慣るるの大事  願くは  数をつかふに しくことはなし

33、 馴るるより 習の大事  願くは 数もつかへよ 理を責めて問へ

34、 屈たくの 起る心の  出るのは そは剣術に なるとしるべし

35、 世の中の 器用不器用  異ならず 只真実の 勤めにそあり

36、 兵法を あきらめぬれは  もとよりも 心の水に 波は立つまじ

37、 剣術は 何に譬へん 岩間もる  苔の雫に 宿る月影

38、 性(さが)を張る  人と見るなら  前方に 物あらそひを せぬが剣術

39、 兵法は 君と親との 為なるを 我身の芸と 思ふはかなさ

40、 一つより 百まで数へ 学びては もとの初心と なりにけるかな


 

 

 

 

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